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・点火時期調整。 JOYにて作業。途中、シフトレバーのMTとのリンケージが外れるというハプニングがあったものの無事に修復。シャシダイにて馬力を計測して4,750rpmにて90馬力を記録。5750まで回しました。 今回はシャシダイの使い方をより深く理解できたと思います。また、ハルテックのデータログ機能もはじめて使いました。カムを変更した際の燃調セッティングに利用できるか調査しています。 ・点火時期調整。 MAPを修正。最近寒くて始動性が悪かったので水温補正を有効にしました。水温センサーの取り付け方法に問題があり反応が鈍いのですが、始動性はよくなりました。シャシダイを使ってバルクリも含めて詰めたいところです。 ・点火時期調整。 先週末もJOYにて作業をしていたのですが驚愕の事実が判明。「あれ、いつのまにか点火時期がBTDC60°まで進んでるよ?&60°以上進められないよ」。BTDCはノーマルでBTD C35°程度でありあきらかに異常な数値でした。つまりPC上ではBTDC60°でも実際はそんなに進んでいないということ。 急いで自宅に帰りマニュアルを読み返したり、購入元のセブンスナイトさんに問い合わせたりしましたが、結局第 1気筒を知らせるホーム信号(クランク2回転に1回)と点火時期を知らせるトリガー信号(クランク0.5回転に1回)の設定(RisingとFalling)が怪しいとの結論に。簡単に言うとパルス状の信号が上がったときにタイミングをとるか、下がったときにするかで、これを変更すれば(自作)カムアングルセンサーが同じ位置関係を保っていても(同じ信号を送っていても)、ハルテックが発生する点火信号の発生タイミングは変わってきます。その時の設定はホーム、トリガともにRisingでした。 組み合わせでいけば4通りしかないので実験で確かめました。 で、早速結論。 トリガーの設定が違っていました。 トリガーはマグネット式のピックアップ(フルトラクーペ用デスビ流用)を使用しているのですが、この場合信号がアナログ(ホールセンサはデジタル)なので、ハルテック内部のフィルタを介してデジタルに変換することになり、その際の設定はマニュアルにはっきりと「Rising」にするよう指示がありました。 しかしこの設定で回転を上げ進角させると、むしろ点火時期が遅れるのです(タイミングライトではっきりとわかりました)。 そこでトリガの設定をFallingに変更し、デスビの位置を修正してエンジンを始動させ確認すると、BTDC12°で点火時期を合わせたとき、PC上 20°→実際のクランク17°、PC上30°→実際のクランク角24°で、やや誤差はあるもののきちんと進んでいました。その後あらたな点火時期マップを製作時にPC上40°→実際のクランク角36°まで確認できましたので、これできちんとセッティングを詰めきることが出来ると思われます。 またセブンスナイトさんの話でホームのセンサー(永井のPPKホールセンサを流用)の位置が、クランク角でBTD C60°〜100°ぐらいだと言う話を聞いていたので、少し修正してみました。 で、早速結論2。 ホームの設定がRisingのとき、第1気筒のBTDC240°〜260°(デスビでは120°〜130°)の位置です。この場合、ホームの設定が Fallingの場合は40°程度遅れます。ホームセンサーはデスビキャップがセンサーを通過中に電流を発生するので、上がるほうを検知するほうがタイミングが早いのです。ここらへんのホームとトリガのセンサーの位置関係は自作の場合は特に現物合せ的な要素が大きいようです。ちなみにこの範囲を外れると1 番気筒を判別できずに点火を行わなかったり、回転数を上げたとき点火できなくなったりします。ちなみにホームの設定はRisingでもFallingでもどちらでも問題ありませんでした。 しかしこのトラブルシュートで1weekかかってしまい、しかも今まで作ってきた点火時期マップも一から作り直しです。 ・点火時期調整について JOYにて点火時期調整。6000回転まで確認した。 その後シャシダイを利用してバルブクリアランス調整をする予定であったが、シャシダイ上にて6000回転回した減速時エンジン停止→デスビキャップの破損のため中止。その際にはネットで80PS強を記録した。 この馬力はおよそ4500回転時に記録したもので6000回転まで回せても4500回転以降は下降線です。回転数が上のほうの点火時期調整を重点的に進めていくとともに、機械的にもオーバーラップを増す方向に振って高回転で馬力が出るように調整していくつもりです。600 0回転まできっちりパワーが出ればネットで105馬力ぐらい。そうすればカタログのグロス表示から1割減程度と計算が合います。 ・JOYにて点火時期調整。 JOYにて点火時期調整しました。 フィーリングとして4,000回転以上でもう吹けない感じがあったので、最高トルクを出力する3500〜4000までスムーズに進角するようにしました。その修正後のMAPをさらに負荷に応じて、フルスロットルで3°、ハーフで1.5°程度遅れるように設定しなおしました。以前はフルスロットルで4° 遅れていたので、レスポンスがさらに改善されました。4,000回転までは軽く吹け、5,000回転までは実用域で使えるようになりました。そろそろ以前の状態を越えたかな?という感じですが、既にもとの状態を忘れています・・・。進め過ぎで壊すのが怖い今日この頃です。 ・点火時期調整。 JOYにて作業。下のほうはかなりよくなってきました。また負荷による進角の差を5度から4度にしました。これによりアクセルレスポンスが向上しました。 まだ3,000回転ぐらいで谷がある感じがします。今の設定では5,000回転まで試しました。4,000回転までは盛り上がりがあるのですが、5,000回転まで回す気がしません。これはフライホイールが以前に比べ重くなっているのも関係しているかもしれません。 ・点火時期についてもう少し詰めたいのですが、自宅で〜6,000回転の空ぶかしをするほど勇気はないので、また JOYで作業予定です。 ある程度作業したら、今度はバルブクリアランスで少し遊んでみるつもり。シャシダイがあればセッティング出せそうなので。 |