Back
・アイドラアームブッシュの修正
今日は実家での作業。アイドラアームのブッシュは、ジュラコン製のものに交換してあるのですが、使用による磨耗で多少ガタが出ていたようでしたので、取り外して修正してやりました。・ステアリング追実験。
 ステアリングリンケージについて追実験を行ったのですが、各部に明らかなガタは認められず、とりあえずトーを左右1/6回転づつアウトに調整したところそれなりの状態になったので、これでOKとします。

・アイドラアーム再交換
 交換しました。アイドラアーム単体での問題は完全に解消されたのですが、タイヤ先端部でのガタは解消しませんでした。
 こうなると、ギアボックスが原因?かもしれません。追実験が必要のようです。

・アイドラアームインナブッシュ交換。
 先日アイドラアームを手持ちの程度のよいものに交換したのですが、タイヤのガタは改善せず。そのため少しでもガタを減らすため、アイドラアーム内部のメタルベアリングを交換しました。ベアリングはアッパとロアがあり、アッパのみ入手可能でしたのでアッパの交換です。
 交換の方法は、手持ちの修理書には記載が無かったのですが、ボール盤にてベアリングを削り厚みを減らしてから、タガネで叩き割る方法を取りました。
 一応これで成功して、最終的にはグリースニップルの穴から棒(ボルト)を突っ込んで金づちで叩きブッシュを変形させるとコロッと出てきました。その後、若干傷がついたアーム内部を使い古しのサンドペーパーのビットでさらい、ブッシュを手で嵌めると途中までするすると入ったのでそのまま金づちを使って慎重に組み付けました。その様子からして、メタルブッシュはそれほど強く圧入されているわけではなかったようです。プレスは不要?かもしれません。
 これをクーペに組み付けてみてまだガタがあるようだったら、原因はアイドラアームではないということです。結果は近日中にまたレポートします。
 なおクーペのアイドラアーム(ステアリングリンケージ全体ですが)は角目から変更になっていますので、角目ではこんな面倒な作業は必要ありません。

・アイドラアームブッシュ交換
1) ピロスタビエンドの金具を交換しました。
2) アイドラアームのブッシュをジュラコンにて発注製作、交換しました。
 アイドラアームのブッシュをジュラコンにて製作してもらっていたものが届きましたので交換しました。タイヤ単体で見た時の遊びは相変わらず5mm程度はある感じでしたが、乗った感じはまあまあ普段乗りなら我慢できる感じです。
 この作業中に、ピロスタビリンクの取付け部の金具が折れているのを発見し、先日の試走でかなりふわふわ感があったのを思い出しました。金具を交換し直りました。

・ステアリング周りガタトラブルシュート
 今回はハブベアリングとリンクエンドを確認する予定で、ハブベアリングはカバーを外して確認したところOK。アッパ、ロアアームリンクエンドは、タイロッドエンドを外してみたところガタなしを確認。
 どうもアイドラアームに問題があるようで、タイヤを動かした際、肉眼でアイドラアームのシャフトが動いているように見えます。そこでシャフトをシャシに取付けている3本のボルトを増し締めして、さらにアイドラアームの底部につく自作ウレタンゴムの取り付けボルトを増し締めしてみるとガタが若干緩和された気がします。それでもアーム先端で若干の遊びがあるように思えます。ガタをなくすにはメタルベアリングを新品に交換して、自作ウレタンゴム製のブッシュをジュラコンにて再製作して素材そのものの遊びを無くすという2つの対策があります。もう少し継続します。

・アイドラアーム組み立て。
 アイドラアームは先日ほんのわずかガタが見つかったため部品取りとにこいちを敢行したのですが、ブッシュがきつ過ぎてうまく入りませんでしたのでちょっとブッシュを削ってスコッと入るように加工して組みました。実はブッシュもジュラコン製のものにしようと発注をかけたのですが、年内の受注は終了したとのこと。ブッシュは持ち越しになってしまいました。
 とりあえず車体に組み付けてまたステアリング周りのガタをチェックしたいと思います。

・ステアリング周りの点検。
 思い付いたことを試しました。それはまずフロント周りをウマに掛けた状態で、ステアリングリンケージの任意の箇所にジャッキをかけて動かないように固定し、ホイールでの遊びを見るという方法です。
 その結果、アイドラアームにジャッキを当てるとほぼ遊びがなくなることを確認し、アイドラアームからエンドをプーラーにて分離してからアームを手で揺すってみました。するとごくごく僅かな遊びがありました。これが影響しているのか?疑問ですが、アームを外してみるとシャフトにかなりの段付きがあります。手持ちの予備を見てみると、アームはメタルブッシュが若干いってますが、シャフトはかなり良い状態です。シャフトとアームのクリアランスはそのまま組むとかなりキツ目のようですが、リーマなどで修正するのか、圧入するのかよくわかりません。アイドラアームの良否判定法や分解手順などは何故か修理書に記載が無いので困ります。
 むしろ分解までせずグリスアップぐらいで対処しておくのが正解だったような・・・。いすゞに聞いたらメタルブッシュはもうロア側はでないとのことでしたが、この部分ならデルリンで代用できる?!それとも素材の加工で対応?いずれにせよなんとかなりそうな部分ではありますが、なんとなく今回の遊びの原因ではないような・・・とにかく作業を進めてみます。

・アイドラアーム組付け。
 午前中にアイドラアームを交換。効果は・・・ほぼゼロ。

・それにしてもステアリング周りのがたが気になります。とくに助手席側がひどい。エンドは以前ひと通りチェックしたので、今はアイドラアームのベアリングを疑っています。部品出るかな?いすゞに照会はしておきました。来週末には一度全バラしてみようかな。

・アイドラアームの経過報告。
1) 交換されたステアリング関係のパーツ。
2) 新アイドラーアームブッシュ寸法。作製される場合はご自分でも採寸してください。
3) 新アイドラアーム関係。擦動部にはシリコングリースを塗り込んだ。
 8/21からいろいろあって、ようやく落ち着いたので報告。
 結局当時作ったゴム製ならば、土台にはじめから接着してもらわないと使えません(見た目を気にしなければ、つまりホースバンドを気にしなければ以前の報告どおりでもOK)。
 自分はもっと硬いデルリンなる物質(商標?)でブッシュを作製した。だがブッシュ後付けの場合、締め付けナットが緩んでくる。これはアイドラアーム自体が常に左右に回転する関係上仕方が無い。だが緩むとステアリングのセンターがぼやけ、段差でハンドルが取られやすくなる。
 これは締め付けナットをもう一つ追加して、ダブルナットにすることでいい感じになります。コツは出来るだけブッシュを締め付けた状態でダブルナットするという事です。

 以上の代替方法にはしかしメリット、デメリットがあります。
 メリットは何と言ってもハンドリングが安定する。新品がでない以上現状ではこれがベストだと思います。
 デメリットとしてはブッシュの単価(製作費)が@5,000ほどであること。またハンドルの直進がそれほど強くないこと。これは量産丸目当時のアイドラアームブッシュの考え方がゴムの反発力で直進性を得ようとする設計だったため?です。

 ちなみに現在の車は足回りのセッティングで直進性を得る設計になっているようです(量産角目もそう?)。以下参考サイト(問題がある場合はご連絡下さい)。
 http://www.sankei-555.co.jp/SEIHIN.htm
 以上は経験とWeb上の情報ですので間違っているかもしれません、悪しからず。


・アイドラアーム作業完了。
・アライメント調節。
1) これが出来上がって来たブッシュ。材質はCR45と分析されてました(フッ素系ではなかった)。古いブッシュに比べ、感じ柔らかい。
2) 初め金属製の土台に純正よろしく接着しようとしました。しかし高温に耐えられず試用中に分離。
3) そこであっさりと方向転換。多少見た目は悪いですがホースバンドを使うことに。55パイ。
4) 装着しました。
5) いすゞから出たシムはこの二つです。両方ともわりと厚手のもの。部品番号9-51249149-0(シングル)、9-51249 140-0(ダブル)。
6)7) 調整前、調整後。トーインだけは自分でやりました。数値は一見そろってないようですが、100分の1度の数字は風が吹いても変わってきます。その上キャスタ、キャンバは新しいシムがないという状況の中、よくここまで近づけたもんだというのがわたしの感想です。
 アイドラアームのブッシュをワンオフで製作した。だが取り付けの際に不具合が生じた。
 その不具合とは金属製の土台を締めつけるに従い、ブッシュがはみ出てきてしまうというもの。
 純正はその金属製の土台に固定された状態でASSYなのだ。
 ベストの解決法としてはブッシュをどこかの工場に持ち込んで、その金属製の土台に接着してもらうことだ。
 とりあえず自分は市販で金属とゴムを接着可能というのでやってみたが駄目だった。
 次善の策として、とりあえずブッシュがはみ出てこないようにしようというので、
 ゴムの周りをホースバンドで締めつけてやった。
 これは上手くいった。
 耐久性については、ゴムの素材自体は同じ物という事で作製してもらったし、
 形状も同じであるから思わぬ不具合というのは生じにくいと思う。
 唯一難点は下から覗いたとき、アームブッシュがホースバンドで締められているという事だろうか。
 ちなみにホースバンドはゴムの径に合わせ55パイ以上のもので、
 取付け時は金属の土台からすっぽ抜けない程度の大きさに調節した。
 またブッシュは一個2、000円×5で三つ余っている。

 これからはその耐久性について、何かあり次第随時レポートする。
 とりあえずこの件に関しては以上(になって欲しいものだ)。

 アライメント調整をショップにて行った。
 ショップは長久手にあるスランドスラムプレストというお店。
 まあ四輪アライメントテスターがある店で近所なのがここだったという事です。
 四輪アライメントテスターはシムを抜けばもちろん、揺れたりしただけでも数字が刻々と変わります。
 ぶらぶらしながら眺めていると、さっきまでバラバラだったキャンバ、
 キャスタの値が基準値にどんどん近づいていくのは面白かった。
 トーインは簡単なので自分でやらせてもらった。
 何分というところまで合わせるのはひどく大変で、ちょっとトーイン多めで妥協してしまった。
 あと自分の車はキングピンアングルが一度(角度で)狂っているとのこと。
 ナックルアームが歪んでいるんじゃないかとのことだった。
 なかなかそこら辺まで手を入れるのは大変なので、とりあえず基準値通りに合わせてもらい、
 試乗したらいい感じであったのでそれでよしとした。

 以上の二点により、以前のようにハンドルを取られることは皆無になった。
 またホイール、サス、ショックも交換を終え、足回りは大分固まってきた。
 残るはタイヤぐらい。まあ始めはプアなタイヤの方が練習になるという事で(何の?)。


・アイドラダンパの処置(その2)。
1) そしてこれが臨時ゴムパッキン(水道用、カッターにて加工)。はてはてこれが意外によかったわけでした。
2) これが組み込んだ後。ガタが大幅に減りました。
3) その後、自作したブッシュです。ちょっと背が高すぎました。
 アイドラダンパを市販のゴムで作成してみた。中空部はドリルの先にヤスリをつけて穴をあけると思いの外簡単であった。
 取付け後、一時間ほど試運転したがブレーキング時のクセはほとんど改善された。
 あとはアライメントの方をきっちり出せばそれで仕上がると思う。
 ただこのゴムは150度ぐらいまでしか堪えられないものなので、
 エキパイが間近を通ることを考えると、ロングドライブは危険かもしれない。

 根本的な解決法としては、いすゞにバックオーダーを入れてあるのと、いすゞの下請け企業にきいてもらっている。
 だがそれでも駄目な場合は、ワンオフも考えている。DIY関係でそういったことをしている店もあるようだ。


・アイドラダンパの処置。
1) PAnetの蟹江さんのブッシュ。これが見本。
2) これが我がブッシュ。右が上、左が下で,たぶん元は台形?もう磨り減りすぎて原型わかりません(泣)。
 昨日PAnetの蟹江さんにお会いしてステアリング関係の遊びを見せていただいた。
 その結果、アイドラアームの下のブッシュがやられていて、その遊びがガタにつながっていることが判明した。
 とりあえず水道のゴムパッキンを入れてみることにした。
 結果は上々。ただブレーキング時にハンドルを取られるクセはまだある(軽くはなった)。
 根本的な解決法は別に模索中。とりあえずパッキンをもっと入れて締めた方がよい。でも耐久性は疑問。


・トーイン調節。

 左よりのクセが修正された。ただハンドオフでブレ−キングや轍で、
ハンドルが左に切れる。

 これは今、トーインがほとんどついていない状態であるからだろうか?
 オーバーステアの傾向も見られる。
 今回は左だけ調節したので、トーインを増やせば改善されるかもしれない。
 またアイドラアーム側に多少遊びがあるのでそれも関係しているのだろうか?



 アイドラアームのブッシュ、アライメント調節、タイヤ交換と原因を探ってきたが、
ステアリング関係は自分で納得いくまで詰めていくしかない。