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・ピロスタビリンク修理
午後からマイピットさんで作業しました。
ピロスタビは、サス側のL字金具が錆による劣化で折れてしまったので、再制作しました。元ネタとなる金具は東急ハンズで買って、ドリルとグラインダーで加工。スタビエンドは場所が狭く、クリアランスが微妙なので、取り付けはチエノワ的で疲れました。ピロは手持ちがあると思っていたら、なかったので、一部部品を再利用。
・不具合箇所といえば
 週末にピロスタビのL字ブラケットが折れていることが判明

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・スタビ修正。
1) スタビのボディ側の支持部の左右に、写真のようにホースをホースバンドで固定しました。スタビエンドをピロ化した場合は必須かも。いまのところずれてません。
 その日は高速走行(○70Km)に不満を感じていた。課題は直進性とスタビのピロリンクがずれる時の挙動、あとリンク付近からの異音である。
 まずはスタビが左右にずれないようにホースバンドを取りつける。これでハンドリングがやや向上。異音もやや改善。

・ピロスタビ組付け(難易度:★★★☆☆)
1) ピロスタビエンド。取付部の角度に妙があります。
2) フルステア時。バックプレートにやや当たりですが無問題。
3) バンプ時。クリアランスは結構あります。
4) 作成したウレタンブッシュ。今回は組んでません。注: 文字用の領域がありません!
 PAnetの方が試作したピロスタビエンドを組付けた。
 ホイールとの干渉が一番の問題だったが、15インチホイールならなんとか避けられる。ブラケットは送って頂いたもののほかに二つ作成した。
 取付け自体は簡単だが、取付け後、ハンドルをフルステアした状態で上下に揺すって干渉を確かめたりするのに時間が掛かる。
 また取付中、ボルトが折れたりしたので、ボルト強度は不足しているのは明らかなよう。
 インプレとしては・・・、街乗りでは??です。ただ、乗り味はよくなったかな?最近は足回りの変更が多くて評価のベースとなる乗り味を忘れてます(汗)。


・スタビウレタンブッシュ加工。
1) ウレタンブッシュに溝を入れました。細かいところまで業者に頼んだら製作不可と断られました。@800。
 先日曲がったピロスタビエンドブラケットを作製し直した。ついでにかまぼこスタビブッシュを加工。
 業者に作ってもらったのはかまぼこに穴を空けただけの形でしたので、まず糸鋸で一本線を切ってスタビに装着できるようにし、さらにグリス保持のための溝を彫った。
 併せて1.5時間程度の作業。


・加工フロントスタビブッシュ交換。
1) ロアアーム側スタビ支持部。
2) 右端が純正ブッシュ。左の4つが作成したうすうすブッシュ。下の白いのはタバコ。
3) 装備後。ブッシュにシリコングリスも塗ってます。
4) 1枚目の写真と比べてスタビとロアアームの距離が離れている(水平になっている)のが判ります。またロアアーム側とシャシ側の取付部が水平に近ければ近いほど、初期変化がマイルドになるはずです。
 Fスタビは、まだ初期応答性に不満が残る。加重をきっちり掛けてやれば曲がるようにはなった。
 

・フロントスタビの検討。
1) シャシ側のスタビ支持部のアップ。カマボコブッシュがない状態なのでよくわかりますが、ブッシュの穴のあるはずの部分より、画面で右寄りをスタビが通っています。
 最近PAnetでフロントスタビの改良に取り組んでいる方がいましたので、自分もO/H済アームを組み付ける前にフロントスタビについて検討しておこうと思った。
 まずはじめにスタビがなかったらどうだろうかと思い、シャシへの取付部を外してテスト走行してみた。この際アームからは取り外していない。

 結果は、
 1.曲がらなくなった。
 2.初期応答性が悪くなった。
 3.直進安定性がよくなった(轍にハンドルが取られにくい)。
です。

 これに検討を加えると
 1.スタビがないのだから当然。
 2.3.スタビの取付状態のためと思われる。自分はトヨシマのH150のバネを入れていますが、その際車高がかなり落ちました。ロアアームの標準状態が横に寝て水平に近くなったので、シャシのスタビ取付部とロアアームのスタビ取付部の相対位置が近くなったと考えられます。すると標準加重状態でもスタビがロアアームを押している状態になり(プレロード)、結果的にばねのレート以上に、バネが強くなっている状態になっていたと思われます。
 で、2.は、スタビのプレロード(予負荷)が大きい状態、つまりスタビがすぐ効く状態(はじめから捩れている状態)から、そうでない状態になったから。
 3.はスタビの予負荷が無くなりサスペンションが擬似的に柔らかい状態になったためと、スタビが無くなって左右それぞれのサスペンションに轍などの変化があっても、お互いが牽制しあうように直進を保つようになった。あと、スタビを弱めると直進性がよくなるという情報もあります(未確認)。

 さらに検討と対策を進めると、2と3はトレードオフで、スタビのプレロードを上げれば初期応答性はよくなりますが、走安性に支障が出ます。スタビのプレロードを下げれば、走安性はよくなりますが、初期応答性は悪くなります。
 (1.)、(2.)はショック、サスを硬くすることで改善することはできますが、(3.)の直進安定性を改善するのは大変そうで、キャンバを0に近づける、タイヤをインチダウンする、タイヤのグレードを下げ、グリップを下げるなどの対策がありますが、実質できるのははじめのアライメントを調整ぐらい。
 なのでスタビのプレロードはやや下げ走安性を向上(3.)させつつ、それで失った(1.2.)にはスタビブッシュにシリコングリースなど塗り(1.)、ブッシュをウレタンにしたり、エンドをピロ化なども検討(1.2.)。
 ショックをできるだけ固くし、足りなければサスのレートを上げる(1.2.)。
 2.が足りなければスタビのプレロードを上げて、3.と2.のバランスをとる、といったところでしょうか。

 以上検討し、とりあえず現状でサスペンション自体のセッティングを行ってない以上、今回問題にしているスタビのプレロードにも答えはありません。なのでとりあえず実験的にプレロードを可変にするアイデアを考えてみました。
 とはいえシャシや金属部品を加工するのは嫌なので、今回はブッシュの厚みを減らすことで、シャシ側の取付部の位置を上げてみようと思います。調整幅は1cm弱ですが、さて効果のほどは?